尻尾の先っちょ🔖ユウのお守り本

読書ってラッキーセラピーやん!

2024-01-01から1年間の記事一覧

頬に哀しみを刻め

一言言ってしまえばあたしの苦手な類である。復讐それでも惹かれたのは、 親子と友との絆がそれでもあったからか。 そして"小説"だからかもしれない。自分の子供や親が殺されたら、、元服役囚の黒人の父親、酒に溺れる白人の父親。 ハードにスリリングな殺し…

シャーロックホームズの凱旋 森見登美彦

竹林と、ファンタジックな世界へと巻き込まれたねホームズ君 ファンタジックな竹林と呼んでもいいんだが。 ほんで、どんだけ竹林と大文字とだるまが好きなんや(森見さんの他の本もチェックしてみて!)ちょっとイライラする笑 と、シャーロックホームズ、ワト…

神さまの貨物

"誰かの願いか叶うころ あの子がないてるよ みんなの願いは同時には叶わない"この本を読んで頭の中を流れた歌。戦時下、生きるため電車から赤ん坊を窓から投げた。貧しいけれど赤ん坊が欲しいと願った。 そして電車の窓から投げられた赤ん坊を拾い上げた。私…

まいまいつぶろ 村木 嵐

こんなに心強い友がいたら。まいまいつぶろ=カタツムリ と呼ばれた第9代将軍徳川家重。 障害で足が痺れ尿をもらし、座った場所には跡がある。 そして言語不明瞭の跡継ぎ。その言葉がわかる稀な人物が家重の一生を支えた大岡忠光。 この人、本当に実直という…

鏡の国 岡崎 琢磨

装丁さえ伏線そうきたか。 最後まで何が起こるかわからなかった。 予想ができなかった。子供の頃、自分のせいで顔に火傷を負わせたことを後悔している響。火傷を負いその火傷を加工しライブ配信を行う郷音。ふたりを軸に狂うほどの痛みが皆に襲う。 辛過ぎる…

ともぐい 河﨑 秋子

とんでもない読書体験をした。 山でしか、 熊と対峙し生きるしか出来なかった男。交流の盛んである街中では生きられなかった男。命を懸けて 血を浴び生き、それがこの男。会話という会話がほとんどないから少し読みにくさはあったものの、なんだこのある意味…

あたしはあたし。

ねぇねぇ、 あたしが産まれようとした時、逆子でへその緒が首に巻き付いてしまってたんやって。 でもちゃんと産まれたみたい。 昔聞いたんやけど実は3人目なんやって、あたし。 本当はお兄ちゃんが上に2人いたんやって。一人っ子〜のんき〜あたしは姫〜みた…

星を編む 凪良ゆう

ただ好きなだけでただ日々暮らしたいだけでただ少し笑いたいだけで なんで辛いんだろう。人は自分で自分の今を、未来を決めて進む。 その力があった方がいい。だけど 人は一人では生きていけない 助け合う、誰かと。 笑い合う、誰かと。日々ままらないとして…