こんなに心強い友がいたら。
まいまいつぶろ=カタツムリ
と呼ばれた第9代将軍徳川家重。
障害で足が痺れ尿をもらし、座った場所には跡がある。
そして言語不明瞭の跡継ぎ。
その言葉がわかる稀な人物が家重の一生を支えた大岡忠光。
この人、本当に実直というか頭固いというか融通がきかんというか。ある人物の言葉を守り、、、
本当に家重を支えたい、仕えたいという気持ちが、泣けるほどに伝わってくる。
まわりには家重を使ってどうのこうの〜とか何いってるかわからへんから嘘つけるやん〜とか嫌な奴もいるけど、
もう嘘のないあなたが男前!!
家重に仕えてたとはいえ一心同体、互いに友と呼べる。
思い通りに行かない身体でも忠光がいたから
ここまでこれた。
さいごまで、、やり通した。
この物語には徳川吉宗が結構出てきて面白い。
吉宗は孫(家治)を可愛いがっていたんだが。
威厳があるというか。
描かれ方も素晴らしく"上様"なんだよなー
兎にも角にも、友と呼べる、感謝ができる。そんな日々があってよかった。
時代小説面白い。